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年に1度くらい(多分)疲労で熱を出し、風邪は何度か引く。今年はインフルエンザの流行の時期も早いそうだし・・・インフルエンザだったら困ったな思い、病院へ行った。 「ああ、風邪ですねー」という聞きなれた言葉の余韻に浸りつつ、胸をなでおろし、点滴を打ってもらう。ダラダラと眠りこけたおかげで、まだまだ熱があるとはいえ、だいぶ回復してきた。 こういうときの頭や感性の冴え具合って結構悪くない。文章の構築はイマイチだけど、表現力が変わったりもする。 (いつものmocchiらしくないと思っても、つっこまないように) 最近、キョーレツな個性を感じるアートに触れてないなあということを思い出した。 数年前に、ワタリウム美術館で伊藤存さんの展覧会、国立美術館で水玉模様のインスタレーションでお馴染みの草間弥生展と、横浜美術館でマルセル・デュシャン展に行ったくらいで、ちょっと遠ざかっていた。 そんなことも含めて、アートの本をパラパラとめくり、グツグツと考察をしたりして。 現代アートは、あの難解さも含めて好きなんだけれども、見る側にもいろいろなことが課せられる。体力もそのうちの1つのような気がする。・・・なので、時間があったとしても、なかなか行けないものでもあるのだけど。見終わった後にゼーゼーしたり、クラクラしたりする。爽快なものもあれば、妙にモヤモヤが残ったりするものもある。まるで問題提起をされたようで、あちゃ〜と思うものもある。 伊藤存さんの作品を観たときは、遠近感までがおかしくなったようで、普段の視界や距離感って何だろうと思いながら、階段を降りるのが怖くなったほどだった。 見るときの自分の状態にもよるけれど、出会った作品にもよるので、美術館に向かいながらちょっとバクバクする。そんな感覚も好き。 で、アートを観るってどういうことなんだろう?? そんなことをとりあえずメモ。 そんな難解なアートを観にいくにあたって、事前に知識は必要か?多少でも専門知識がないと行ってもわからないのではないか?というと必ずしも必要ではないと思う。見慣れるとか、自分でも何か創作するという経験はどうか?というと、これまた必ずしも必要とも思えない。あったらあったで面白いかもしれないけれど、その場に居合わせなければ、何を感じるかなんてわからない。 専門家はどうかわからないけれども、素人は予測がつかなくて当たり前。言い換えれば、知識に縛られず、そのときになって自由に考えたり、感れたりすればよいともいえる。わからないってことも含めて。 たとえば、流木に釘が2〜3本打って、ワイヤーが巻かれてるようなものがあり、「Untitled(無題)」と名づけられていたとする。これがアートか?と言われると、何だかわからない。美術館にあったら何でもアートになるのか?という疑問すら浮かぶ。作者の意図は何なのか?狙いは何か?無題にしたのは何故か? こんな風に、作品を観るたびにいちいち思うのだから、確かにエネルギーを使う。「ああ、きれい」と思えるだけの展覧会を選ばなかった自分の選択が悔やまれたりもする瞬間でもある。 本人の好み、それまでに積上げてきた知識や概念、経験などの枠からはどうやっても逃れることはできないけれども、その一方でこれまでに観たことも、感じたことも考えたこともないものに出会う可能性に溢れている。いつも個人がそれぞれ持つ枠の、その境界がどこなのか手探りしたり、枠の中身問い直しながら鑑賞することを促される。けれど、どうやっても結局はその枠組みの中で自分が感じたものを起点に一歩ずつ踏み出さないと何も始まらない。 これはこうです、と教えられても、納得いくとは限らないし、そこからの出発って人間のメカニズム的に無理があるようにも思う。 けれども、そういうことを繰り返しすることによって、自分の中にある錆び付きかけている感性が動き出す。 日常生活でわりと当たり前になっているもの――、あらゆる言い訳、何かと取り繕ってしまおうとする気持ち、何かを失うわけではないのに恥ずかしくて表現をためらう気持ち、何でもわかった気になったり面倒だからと安易にまとめてしまおうする気持ち、結果ばかりが気になって硬くなる気持ち、やる前から無意味感で溢れて諦めてしまいそうな気持ち、変化を恐れる気持ち・・・そういったものを穏やかに取り去ってくれる気がする。 エゴが無くなるなんてことまでは言わないけれども、考えたり感じたりするほど、自分がシンプルになるような瞬間があることも確か。 わかりやすくて簡単で手軽に求められる答えと癒し・・・現代ではもしかしたら、あまりに難解で曖昧で多義的すぎて敬遠されそうだけれども、逆に、こういう複雑さからの転換という癒しは意外にパワフルなんじゃないかとも思うのだけど。自分の力にもなるし。 「答えは自分の中にある」とよく言われるけれど、みんなその”自分”がわからない。 あーでもない、こーでもないと自分の枠の中だけで考えるより、滅多にみないもの、見たことないものなんかに触れる方が近道ってこともあるかも。 その触媒となるものが、現代アートでなくても何でもいいんだけれども、興味がなかったものや、それまでわからないから、難しそうだからと避けていたものが、実はギフトを持ってたりするんじゃないのかな・・・なんて思ったりする。 食わず嫌いは損をする、食え、食え〜〜♪ と、アート考察が結局、食に結びついてしまったのだけど。これでもいつもより冴えてるのヨ。 |
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こんにちわ。お風邪はいかがですか? |
yuri 2007/12/05 22:39 |
風邪の方は、ダラダラと長引きつつも大事に至らず・・・です。ありがとうございます。YOGAをやってから、あまり大事に至ることがなくなってきました!! |
mocchi 2007/12/05 23:01 |
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